2003年09月09日(火) 14時56分
<南北大東島>「ネット通信格差」返上へ 下旬から実験開始(琉球新報)
インターネットに接続する通信状況が不十分な離島地域で、大容量の通信が可能な「準ミリ波帯を用いた公共業務用無線アクセスシステム」の実用性を検討する、1回目の調査研究会が8日、那覇市東町の沖縄総合通信事務所で開かれた。
南・北大東島間を大容量通信が可能な準ミリ波帯(18ギガヘルツ帯)を使用したシステムで結び、インターネットの接続状況の安定性や、台風や豪雨など天候の影響について調査を行う。
総務省沖縄総合通信事務所の委託でNECが行う。北大東村や県、琉球大学、NTTの職員など10人が参加。琉球大学工学部情報工学科の玉城史朗教授が座長を務めた。
沖縄総合通信事務所の渡辺信一所長は「今回の調査が、光ファイバーが設置困難な場所での公共ネットワークの構築などにつながればいい」と期待する。
9月下旬には回線をつなげ、来年3月まで実験・調査を行う。(琉球新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030909-00000017-ryu-oki