2003年09月08日(月) 18時52分
[山形路]「インチキ請求」実況中継 /山形(毎日新聞)
債権回収会社を名乗る者から、覚えのない有料サイトの使用料を請求されるケースが急増しているそうです。
「覚えがないなら無視」と県警は言いますが、私だってネットで「こんなのただで見られるの」というすごい画像に遭遇することがあり、モグラたたきのようにブラウザーが次々開くページが多いので、閉じようとして支払い承諾ボタンを押したかも——この不安が付け目なんでしょう。
先日「請求電話」が支局の携帯にかかってきました。以下、対応した記者による再現。
「松谷商事の松島といいます。非常に重要なことです。お宅の携帯からU42というサイトにアクセスされていて、代金回収を依頼されています。真剣に聞いていただけないと大変なことになります」(言葉は丁寧)
「マツタニ商事ってどう書くの?」
「あー何言うとんのや。松に谷や」(一転ドスの利いた声で)
「責任者は誰や。所在地は?」(おちょくって大阪弁で返す)
「あほ。大阪に住んどるのは分かっとんのや。お前N504iつこーとるやろ。全部分かっとんのや」
「ドキッ」(住所も機種も違うじゃない)
「……お前、おちょくっとんのか。個人的にムカツク。絶対殺す」(約10分わめき散らして一方的に切る)
「支局の電話だからおちょくれたけど、自分の携帯だったらうそでも不気味」とは記者の弁。電話の後味は最悪だそうですが、この程度の相手なので完全無視しかないですね。<山形支局長・梁川淑広>(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030908-00000002-mai-l06