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岐阜県立多治見病院(間部英雄院長)で一昨年、X線カメラの操作ミスで50代の女性が頭蓋骨(ずがいこつ)を骨折した医療事故があり、同病院側がミスを認め、患者の女性に1000万円を支払うことで和解が成立していたことが8日わかった。
県などによると、同病院で01年12月3日、入院中の50代の女性を診察中、右目の下にX線撮影用のカメラを過ってぶつけ、頭蓋骨が折れた。患者を直接見ることを怠り、モニター画面に頼ってX線機器を操作したのが原因という。今年7月、1000万円を支払うことで女性側と和解が成立した。県は和解金を補正予算案に組み込み、9月議会に上程する方針。
同病院ではこのほか、98年に20代の女性の手術をした際、腕に刺された点滴の針が折れ、長さ数ミリの針が体内に残った医療ミスがあり、女性が病院に通うために支払った交通費2万1000円などを支払う覚書を今年6月、結んだ。また、同病院に入院していた60代の男性に、本来は鼻から入れる栄養剤を誤って点滴として注入した医療ミスも02年にあり、同病院側が30万円を支払うことで今年4月に示談が成立した。
(09/08 16:54)