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多重債務者の口座に勝手に入金する「押し貸し」を繰り返し、法外な利息を取り立てたとして、警視庁久松署は８日、東京都葛飾区亀有４、貸金業、半田統久（つねひさ）容疑者（２６）を出資法違反（高金利）の疑いで逮捕した。半田容疑者は今年３月ごろから７３００万円の利益を上げており、同署は背後に暴力団などの関与があるとみて追及する。
調べでは、半田容疑者は今年３月ごろ、千代田区内神田１で貸金業「神田橋ファイナンス」を開業し、６月に都に貸金業登録。６〜８月、都内の会社経営の男性（５９）や大阪府の主婦（５４）ら５人に３７回にわたり計２５万２０００円を貸し付け、法定金利の３４２〜５０倍に当たる違法利息計８３万１４２９円を受け取った疑い。
多重債務者リストをもとに電話などで勧誘。「うちは短期融資ではない」とだまして口座を聞き出して入金し、顧客が完済して融資を断った後も勝手に１週間単位の融資を続け、７日で６割の利息を取り立てていたという。【田中義宏】
［毎日新聞９月８日］ ( 2003-09-08-14:08 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20030908k0000e040051000c.html