2003年09月08日(月) 11時35分
米国産コメ偽装販売で前社長ら2人を逮捕…福島・郡山(読売新聞)
福島県郡山市菜根の米穀小売会社「和光食糧」(増子澄子社長)のコメ産地偽装事件で、郡山署は8日午前、同社前社長の増子英明(52)(同市大町)、同社の前営業課長橋本英雄(55)(同市富田町)の両容疑者を不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで逮捕した。
調べによると、2人は今年1月—2月、米国産コシヒカリを国産コシヒカリに混ぜたコメを販売する際、袋に会津産の一種である「福島県喜多方コシヒカリ14年産100%」と虚偽表示するラベルをはり、同県や東京都内の大手スーパーなどに袋詰め精米計294袋(約2・3トン)を販売した疑い。偽装は増子容疑者が指示したといい、2人は容疑を認めている。
同社は2001年から米国産米を使った偽装を行い、偽装米の販売量は1都1道5県で計850トンに上るとみられている。また、福島県が今年2月、同社にJAS(日本農林規格)法に基づく改善を指示した後も、同社は米国産米を使用した産地偽装を続けていたとみられている。
同署は同日午前10時15分過ぎから、同市内の会社事務所と倉庫を捜索している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030908-00000505-yom-soci