2003年09月07日(日) 00時00分

安中で４５人食中毒 サルモネラ菌　飲食店３日間営業停止 （東京新聞）

　県衛生食品課は六日、安中市古屋の飲食店「並木苑」（関口常夫社長）の食事利用客二グループの四十五人がサルモネラ食中毒になったと発表した。うち四人は病院に入院しているが、命に別条はないという。県は同店を八日まで三日間の営業停止とした。

　同課によると、食中毒になったのは、一日と二日に安中市内であった通夜または告別式で、仕出し弁当を食べた七十一人のうち三十九人と、一日昼に職場の仲間同士で行楽弁当を食べた二十六人のうち六人。年齢は七−八十二歳で、安中、高崎両市など県内在住者のほか、埼玉県一人、長野県三人。入院しているのは県内在住の三十代と八十代の男性、三十代と五十代の女性の計四人。

　三日夜、安中市内の医療機関から高崎保健福祉事務所に食中毒症状の患者発生の連絡があった。同事務所では、患者に共通する食品が同店の食事で、複数の患者からサルモネラ属菌が検出されたことから、同店が原因と断定した。

　同課では「今回は命に別条はないが、サルモネラ食中毒はごくまれに死に至るケースもある」と注意を呼び掛けている。

http://www.tokyo-np.co.jp/00/gnm/20030907/lcl_____gnm_____001.shtml