2003年09月06日(土) 14時56分
SCO、次の標的はSGIか(ZDNet)
米SCO Groupは米IBMがUNIXのコードをLinuxに流用したとして30億ドル以上の支払いを求めているが、次の標的はSGIになるかもしれない。
SCOは9月5日、今後の法的措置についてのコメントを拒否した。しかし、UNIXの知的財産による収益を伸ばす取り組みを進めるクリス・ソンタグ上級副社長はこれまでに、SGIが標的となることを示唆するような発言を2度行っている。
ソンタグ氏は6月、SCOはIBMのほかにも、北米の大手ハードメーカーを相手取った法的措置を検討していると発言。さらに8月のプレゼンテーションで同氏は、「重大な侵害が見られる派生作品の一例」としてリストアップしたSGIのファイルシステムソフト「XFS」が、Linuxカーネル2.4または2.5に貢献したと述べている。
これに対してSGIは、XFSをオープンソースプログラムに転換させることは許容されているとの認識だ。「XFSをオープンソースとしてLinuxにリリースしたことは、SCOとのUNIX契約に沿ったものだ」とSGI広報のマーティ・コールマン氏。SGIがSCOとの間で交渉に入っているかどうかについて、同氏はコメントを避けた。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030906-00000002-zdn-sci