2003年09月05日(金) 03時02分
<児童ポルノHP>カンボジアから帰国の容疑者逮捕 神奈川県警(毎日新聞)
児童ポルノ画像をインターネットのホームページ(HP)に掲示した児童買春・ポルノ禁止法違反(公然陳列)容疑で、神奈川県警少年課はカンボジア在住の無職、大鋸(おおが)力也容疑者(41)=岐阜県出身=を逮捕した。同課によると、同法の公然陳列容疑で国外犯を検挙したのは全国初。海外で運営されている「わいせつHP」が摘発されたのも極めて珍しい。
調べでは、大鋸容疑者は昨年9月ごろ、自ら開設したHPに送信された児童ポルノ画像20枚を故意に削除せず、不特定多数の閲覧者に見せた疑い。容疑を認めている。
大鋸容疑者はカンボジア・プノンペン市の風俗事情を紹介する日本語のHPを運営しながら、日本人旅行客をプノンペン郊外の売春街にバスで送迎するなどして金を稼いでいた。掲示されたポルノ画像にはこの売春街で働く少女の写真も含まれ、客が帰国後に趣味として「投稿」したものだった。HPは99年に国内で開設された。その後、大鋸容疑者がカンボジアに移って運営、事業の宣伝に利用していたとみられる。
同課はインターネット内のパトロールでHPを発見。投稿した男2人を同容疑で2月に書類送検。2人の供述などから大鋸容疑者を割り出して帰国を求め、2日、逮捕した。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00000135-mai-soci