2003年09月05日(金) 11時34分
<ジー・オー事件>グループの幹部4人に有罪判決 東京地裁(毎日新聞)
「ジー・オーグループ」の巨額詐欺商法事件で、組織犯罪処罰法違反(詐欺)と詐欺罪に問われたグループのナンバー2で元専務、多田藤憲被告(55)に対し、東京地裁は5日、懲役7年(求刑・懲役8年)を言い渡した。松田俊哉裁判長は、無罪を主張して分離公判中の元名誉会長、大神源太被告(40)との共謀を認定したうえ、「不透明な低金利時代に、安全で有利な利殖を求める心理に付け込んだ。刑事責任は極めて重い」と指摘した。
他の2被告にはそれぞれ懲役5年6月、同2年6月、残る1人に同3年、執行猶予5年(以上求刑・懲役7〜3年)を言い渡した。
判決によると、多田被告らは大神被告と共謀、「自宅にいながら高額で安定した収入が得られる」などと広告で客を集め、実際は配当する意思がないのに、通信販売事業の宣伝広告への出資金を集めるなどの手口で、97年3月〜昨年1月、計135人から総額約13億4135万円だまし取った。
【渡辺暖】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030905-00001025-mai-soci