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2003年09月04日(木) 00時00分

日向・レジオネラ、10日から試験入浴湯温などを調べる市職員ら=日向市幸脇の日向サンパーク温泉で朝日新聞・

  日向市は3日、レジオネラ菌集団感染で営業を停止している「お舟出の湯」の改善工事の竣工(しゅん・こう)検査を行うとともに、改善後の施設を報道陣に公開した。同温泉を経営する第三セクターの日向サンパーク温泉(社長・山本孫春市長)も同日、営業再開の経営立て直しに向けて、民間の意見を聞く「運営委員会」を発足させた。職員らが機械操作に習熟するトレーニングを経て、関係者らが10日から試験入浴を始めることにしている。

  改善工事は8月28日に終わった。1億3600万円をかけ、14あった浴槽を九つに減らし、毎日湯を完全に取り換えたり、塩素を自動的に注入・測定する装置などを取り付けた。このあと、新しい配管内部を完全滅菌する必要があり、そのための施設消毒費270万円を、9月定例議会に提案する一般会計補正予算案に組み込んでいる。

  竣工検査は、設計書通りの工事が出来ているかなどを調べる一般的な検査。市建設課の担当者が改善個所を見て回り、浴場にお湯をためて温度などを調べた。

  運営委員会では、社長の山本市長が利用者代表の高齢者や地元代表者ら14人に委嘱状を手渡し、経過などを説明した。今後、利用促進への提言を受けることにしている。

  試験入浴は10日からの予定。山本市長や市職員、同社の社員ら40人程度が小浴場に1週間にわたり入るほか、大浴場にも200人で2日間入浴。機械の状況や入浴後の水質などを調べる。

  検査結果や衛生管理マニュアルなどを県に提出した後、県の検査が行われる予定で、結果が良ければ一般営業の再開につながる。同施設は10月31日まで営業停止処分を受けており、市はなるべく早い営業停止解除、再開を待ち望んでいる。(9/4)

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news01.asp?kiji=2627