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元店長は3日午前、大阪府内の警察署に出頭してきた。調べに対し、「福岡の一家殺害事件には関与していないことを説明したい」と、関与を否定しているという。
調べだと、元店長は、詐欺容疑で再逮捕された留学生(23)と同じ福岡市中央区のコンピューター専門学校に通っていたが、滞在期限を超えて不法に日本国内に滞在した疑い。専門学校には5月の連休以降、出席しておらず、所在不明になっていた。
これまでの調べで、実行犯グループとして浮上しているのは、元店長や留学生を含めた5人。
残る3人は、事件直後に帰国した元就学生(21)と元私大生、元店長の交際相手の日本語学校生の女(21)=不法就労容疑で逮捕=で、いずれも元店長が勤めていたインターネットカフェの常連だったことが確認されている。
5人は個人的な繋がりはあったが、グループとしての交遊は確認されていない。だが、捜査本部では元店長のインターネットカフェを舞台に一家殺害が計画された疑いが強いと判断しており、元店長を追及する方針。
一方、グループのリーダー格だった元私大生は事件直後の6月24日、元就学生と同じ便で空路上海に出国したが、元就学生の航空券を購入後、自分の航空券は別の店で購入していたことが新たに判明した。
元私大生は博多区内の旅行代理店で、元就学生のために福岡発上海行きの航空券を購入。自分の航空券は、帰国直前、違う店で買っていた。
元私大生は、福岡空港に元就学生を見送りに来た友人に「自分も(元就学生を)見送りに来た」と話していた。元就学生の出国手続きを見届けた後も、周辺に「もう帰る」と帰宅する素振りを見せるなど不審な行動をとっていたという。
元私大生は友人らが帰宅した後、急遽(きゅうきょ)、出国手続きを済ませて元就学生と同じ便に搭乗していた。
捜査本部では元就学生の「兄貴格」だった元私大生が、同じ便で帰国することを隠蔽(いんぺい)するため偽装工作を図ったとみている。
ZAKZAK 2003/09/04