2003年09月04日(木) 01時29分
ゴルフ場ロッカー荒らし1億円、カメラで暗証番号盗む(読売新聞)
ゴルフ場の貴重品ロッカーに小型ビデオカメラを仕掛けて利用者が暗証番号を入力する様子を撮影し、ロッカーから盗んだ銀行のキャッシュカードで現金を引き出していたなどとして、福島県警白河署は3日までに、埼玉県草加市金明町、無職松岡徹容疑者(46)ら5人を窃盗容疑で逮捕、別の男1人を同容疑で全国に指名手配した。
全国11府県で少なくとも43件の犯行が確認されており、被害総額は約1億円に上るとみられる。
同様の手口による事件の摘発は全国で初めて。被害は昨春以降、全国のゴルフ場で相次いでおり、福島、千葉、山梨、奈良の4県警が合同で捜査していた。
調べでは、松岡容疑者らは、貴重品ロッカー近くの天井に両面テープを使って小型カメラを設置し、客がロッカーを利用する際に入力した4けたの暗証番号を撮影。その画像を無線で携帯用モニターに送信して暗証番号を把握し、客がプレー中に現金とキャッシュカードなどを盗んだ疑い。
6人は、ロッカーの利用者が銀行のキャッシュカードの暗証番号と同じ数字を入力するケースが多いことに目を付け、近くの銀行から預金を引き出していた。
今年6月から今月にかけて、主犯格の住所不定、無職樋口了一被告(42)(福島地裁白河支部で公判中)ら5人が相次いで逮捕された。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000515-yom-soci