2003年09月03日(水) 07時11分
三沢市、来春ネット事業開始 9月議会へ条例案提案(河北新報)
青森県三沢市は来年3月、1997年に開設したケーブルテレビ用の光ファイバーケーブルなどを活用して、市内全世帯を対象にしたインターネット接続業務を開始する。市議会の9月定例会で整備に伴う補正予算案と条例案を提案する。自治体が有料で接続業務をするのは、遠野市などで例があるが、県内では初めて。
三沢市では市中心部は民間会社が非対称デジタル加入者線(ADSL)などのサービスを提供。しかし、海岸部では同様のブロードバンド(高速大容量)通信を利用できない地域が多く、今後もしばらくは整備される予定がないという。
このため、情報通信の地域格差を解消しようと整備を決定。9月中にも総務省から第一種電気通信事業の認可が下りる見込み。
利用料は機器のレンタル料、通信料、接続料などすべて合わせて月3150円。家庭に端末を設置して有線での利用はもちろんだが、公共施設など市内28カ所に無線LAN(構内情報通信網)の基地局を設置する計画で、LANカードなどがあれば、市内の各場所でインターネット接続が可能になる。
市CATV情報課は「実験モニターなども検討しながら、サービス開始にこぎつけたい」としている。
[河北新報 2003年09月03日](河北新報)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000001-khk-toh