2003年09月03日(水) 00時00分
呼吸器の接続誤り女性重体 新潟県立病院で医療ミス (東京新聞)
新潟県は3日、同県立十日町病院で外科手術を受けた同町の80代の女性が人工呼吸器の接続ミスのため、低酸素脳症で意識不明の重体になったと発表した。
十日町署は、業務上過失傷害の疑いで捜査を始めた。
病院によると、女性は8月29日、腹部の手術を受けた。翌30日午前6時ごろ、男性看護師が女性の人工呼吸器に接続された挿管チューブを清掃後、チューブを誤って接続、間違ったキャップをはめたため、女性は数分間にわたり呼吸ができない状態になった。女性は低酸素脳症を発症、現在も意識不明の状態が続いているという。
県は再発防止のため取り扱いマニュアルを変更した。
十日町病院の室岡寛院長は「ご家族には深くおわび申し上げる。このような事故を再び起こすことのないよう、防止対策に万全を期したい」と話している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/detail/20030903/fls_____detail__051.shtml