2003年09月03日(水) 15時37分
「SCO訴訟の免責保証しない」とDell(ZDNet)
米DellはLinuxを自社のコンピュータに採用しているが、SCOの展開するLinuxをめぐる取り組みから生じる訴訟に対し、顧客に免責保証を提供しない方針だ。同社のマイケル・デルCEOが9月2日、投資家向けカンファレンスの基調講演で明らかにした。
大手顧客の一部では、SCOからLinux搭載のDell製コンピュータ使用をめぐって提訴された場合のために、Dellに免責を保証するよう求める声が上がっているが、デル氏は「当社は免責保証はしない」と発言した。
SCO問題だけでなく、同社に影響を及ぼすITのトレンドと問題についても同氏は言及した。
デル氏はまた、ノートPCがコンピュータ出荷台数でかなり大きな割合を占めるようになるという以前の予測がまだ実現していないとし、コンシューマーPC出荷台数に占めるノートPCの割合が3分の2を超える日が来るか疑問を抱いていると話した。ノートPCの売り上げは1998年以来、順調に伸びているが、4〜6月期の世界総出荷台数の27%にとどまっている。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000026-zdn-sci