2003年09月03日(水) 11時38分
中3を殴るける→体罰無し念書要求…東京・小平の教諭(読売新聞)
東京都小平市の市立中学校のソフトテニス部顧問の男性教諭(47)が今年5月、試合で負けた男子生徒に殴るなどの体罰を加えたうえ、発覚を恐れて「体罰はなかった」とする念書を生徒と保護者に求めていたことが分かった。
市教委によると、男性教諭は5月、山梨県で開かれたソフトテニス大会で、ダブルスの試合に敗れた3年の男子生徒(14)に腹を立て、「動きが悪かった」などとして、顔面を何度も殴ったり足をけったりした。生徒は痛みが数日間続いたという。
体罰を知った学校側は、現場にいた関係者に事実確認をしたが、男性教諭が再三にわたり事情聴取に応じなかったため、職務命令違反として市教委に報告した。ところが、その間の6月、男性教諭は体罰を受けた生徒を校内で呼び出し、「体罰や暴力行為は受けていない」という内容のワープロ書きの念書を渡し、本人と保護者の署名、押印を求めたが、保護者に拒否されたという。
現在、市教委から報告を受けた都教委が改めて調査中。市教委は「教師としてあるまじき行為で、都教委には厳正な対応を望む。人権意識の向上など再発防止に努めたい」と話している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030903-00000404-yom-soci