2003年09月02日(火) 18時50分
倒壊のブロック塀は構造的欠陥−−7月の連続地震で建築学会支部報告会 /宮城(毎日新聞)
7月に起きた連続地震の被害に関する報告会(日本建築学会東北支部、県主催)が8月31日、県庁で開かれた。倒壊が目立ったブロック塀は、基礎の鉄筋が細くさび付いているものが多いうえ、ほとんどがずさんな工事で構造的な欠陥を抱えていたという。報告者は「基準に則って工事をしていれば倒壊することはなかった」と指摘した。
また、学校の校舎についても、耐震性について見直された改正建築基準法(81年施行)に基づいて建設された建物には、ほとんど被害がなかった。特に、耐震診断と耐震補修が施された矢本町の矢本東小と同二中には全く被害がなかった。【石川貴教】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030902-00000006-mai-l04