2003年09月02日(火) 11時18分

武富士への提供停止を検討　数十人分の個人情報流出で（共同通信）

　消費者金融大手「武富士」（東京都新宿区）に提供した過去の返済記録など数十人分の個人情報が流出したとして、東京都内の信用情報会社が、武富士本社への情報提供の一時停止などを検討していることが２日、分かった。
　停止を検討しているのは、貸付先の返済能力などの信用情報を消費者金融会社に提供している「ジャパンデータバンク（ＪＤＢ）」（東京都）。
　ＪＤＢ事務局によると、今年６月、週刊誌記者を通じて、武富士から外部に流出したとみられる個人信用情報のリストが持ち込まれた。調査したところ、流出したのは借入残高などの情報で、１９９８年から２００１年の間、武富士本社の社員がＪＤＢに照会、入手したことが判明した。
　武富士広報部は「まだ処分が出ていない時点でもあり、コメントは差し控えたい」としている。（共同通信）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030902-00000046-kyodo-soci