2003年09月02日(火) 02時03分

防災訓練で送受信ミス、首相の「警戒宣言」連絡遅れる（読売新聞）

　１日行われた政府と静岡や愛知、三重など７県合同の東海地震を想定した防災訓練で、内閣府と総務省消防庁との間でファクス送受信のミスがあり、首相の「警戒宣言文」が全都道府県に約３０分近く遅れて届いていたことがわかった。訓練の進行に大きな支障はなかったが、内閣府、同庁はともに「互いの意思疎通が不十分だった。反省点とし、今後の対策に反映させたい」としている。

　内閣府によると、警戒宣言文は内閣府から同庁を通じ、各府県に一斉送信される。この日は午前８時半の警戒宣言を受け、内閣府の職員が宣言文を同庁消防課へ送信したが、同庁では庁内の宿直室にあるファクスに送られてくると思い、職員がずっと待っていたという。結局、異常に気付いた両者が電話で確認を取り合ってミスが判明。本来なら同８時３５分過ぎに届くはずだった宣言文は、同９時近くになってやっと各都道府県に送信された。（読売新聞）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030901-00000314-yom-soci