2003年09月01日(月) 20時18分
熊本のフグ養殖業者書類送検 命令無視しホルマリン使用(共同通信)
トラフグ養殖のホルマリン使用問題で、熊本県漁業取締事務所は1日、県知事の使用禁止命令を無視してホルマリンを使ったとして、漁業法違反の疑いで、同県芦北郡のトラフグ養殖会社と同社社長、現場責任者の男性従業員を書類送検した。
調べでは、社長らは2000年7月にホルマリン使用が発覚し、同12月、県知事の使用禁止命令を受けた。しかし、01年4月から同12月にかけて、知事命令を無視し、寄生虫駆除の目的でホルマリン約1万2000キロ使った疑い。
社長らは大筋で容疑を認めているという。
熊本県では、天草不知火海区漁業調整委員会が00年4月、全国で初めてホルマリン使用を禁止。漁業法は、委員会がホルマリン使用を確認し、知事が使用禁止命令を出した場合、それに違反すれば罰則を科せると規定している。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030901-00000215-kyodo-soci