2003年08月31日(日) 11時17分
日中韓で新OS開発へ 脱ウィンドウズ目指す(共同通信)
経済産業省は31日、日本と中国、韓国の3カ国で、情報家電などに組み込む新たなコンピューター基本ソフト(OS)の共同開発に乗り出す方針を明らかにした。プノンペンで9月3日に開かれる日中韓経済貿易大臣会合で平沼赳夫経産相が提案。基本合意を得た上で、事務レベルで詳細を詰めたい考えだ。
同省によると、こうした研究は欧米諸国とは民間レベルで進んでいるが、中国や韓国と協調するのは初めてという。
世界のOSは現在、米マイクロソフトの「ウィンドウズ」が市場の大半を占めている。日中韓3カ国は、公開型ソフトのリナックス(Linux)など製品に応じて改造が可能なソフトを基本に開発する方針。脱ウィンドウズ化で、独自の開発力やアジアでの情報技術(IT)産業の発展につなげる狙いがある。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030831-00000040-kyodo-bus_all