2003年08月31日(日) 00時00分
庄内農協乳業 9211リットル分を自主回収 山形(河北新報)
山形県藤島町の庄内農協乳業(大久保鉄夫社長)が8月27日に製造し、28日に庄内、最上地方の小中学校などに納入した牛乳の一部から基準を超える雑菌が検出された問題で、同社は30日夜に会見を開き、「消費者の信頼回復のために2度と起こさないよう対応したい」と陳謝した。
県は、製品の回収と1日までの営業停止命令を出した。
同社によると、27日は、牛乳1万2671リットル分を小中学校や小売店など340カ所に納入。一部学校から「風味が違う」との指摘があり9211リットル分を自主回収した。
生乳は120度で2秒間殺菌される。同社は「ほとんどは生菌(雑菌)数がゼロになる」とし、「殺菌や充てんの各工程でのトラブルが考えられるが、原因は特定できていない。庄内保健所の指導を得ながら調べたい」としている。
http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030901t53001.htm