2003年08月30日(土) 23時16分
<イラク爆弾テロ>4人を逮捕 アルイカイダ関連か(毎日新聞)
【バグダッド山科武司】イラク中部のイスラム教シーア派聖地ナジャフで起きた爆弾テロ事件で、現地の警察当局は30日、イラク人2人とサウジアラビア人2人の容疑者計4人を逮捕したことを明らかにした。4人は国際テロ組織アルカイダと関係があるとされ、いずれも容疑を認めているという。AP通信などが報じた。
また、アラブ首長国連邦の衛星テレビ・アルアラビーヤは、逮捕されたイラク人2人が旧フセイン政権下の民兵組織「サダム・フェダイーン」のメンバーだと報じた。
AP通信によると、事件の死者は同日までに107人に上った。爆発現場から約150メートル離れた地点でも重傷者が出ていることから、警察当局は犯人が極めて強い威力の爆発物を使った可能性が高いとみている。また、地元警察当局者は、今回使われた爆弾が今月19日にバグダッドで起きた国連事務所爆破テロで使用されたのと同じ材料で作られていたと話した。
一方、イラク各地では、イスラム教シーア派の最大組織「イラク・イスラム革命最高評議会」(SCIRI)の最高指導者、ムハマド・バクル・ハキム師(64)の死を悼むデモが開かれ、テロへの非難を叫んだ。(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030831-00000070-mai-int