2003年08月30日(土) 00時00分
養殖トラフグ履歴認証 申し込みは1件(朝日新聞・)
養殖トラフグのホルマリン使用問題で失墜した県産トラフグの信頼を回復するため、県が実施する生産履歴認証制度の申し込みが28日までにわずか1件にとどまっている。県水産振興課は「31日の締め切り当日も有効なので、少しでも多く申請してほしい」と話している。
認証制度は、業者からの申請を受けて、県と県漁連の調査チームが、日報やエサの購入記録をチェックする。出荷前に学識経験者と消費者らでつくる審査会の審査を経て、県と県漁連の連名で認証決定通知書を交付する。認証後に虚偽記載が発覚すれば、氏名公表などの罰則を科す方針。
県はトラフグ養殖をしている69業者と漁協関係者を対象に説明会をした後、20日から申し込みを受け付けている。
水産振興課は、飼育状況を確認する日報をつけている業者が少なく、申請できないのではないかと見ている。同課は「日報がないと認証できないが、今回問題になった業者以外は認証できなくてもホルマリンは使っていないと市場に呼びかけるしかない」と話している。
(8/30)
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news02.asp?kiji=2685
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