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チリ産養殖サケから基準値を超える抗生物質オキシテトラサイクリンが相次いで検出されていたことが28日、わかった。厚生労働省はチリ産養殖サケ・マスとその加工品を輸入する全業者に対し29日、食品衛生法に基づく検査命令を出して検査をさせ、合格するまで流通させない措置を取る。
7月22日と今月25日の東京検疫所の検査で、基準値0.2ppmに対し、冷凍切り身などから0.6〜0.7ppmが検出された。食べても、ただちに健康への影響は考えにくい程度の数値という。チリ産は輸入ギンザケの9割以上を占める。ベニザケなどを含めた輸入サケ・マス全体でもチリ産が半分前後を占め、02年は約15万トンだった。
検査命令は違反が相次いだ食品に対して出されるが、サケ・マスは対象を定めた政令の範囲外のため、同省は業者に自主検査を指導するよう全国の検疫所に通知していた。29日に改正食品衛生法が施行され、政令による制限が撤廃されるため、同様に自主検査対応だった数品目とともに検査命令に移行させる。(08/29 06:16)