2003年08月29日(金) 17時22分
旧軍毒ガス情報、数十件 環境省の全国調査(共同通信)
旧日本軍が終戦時に各地に廃棄・埋設した毒ガス弾について環境省が実施した全国調査で、29日までに同省や都道府県に数十件の情報が寄せられた。緊急対策の必要な情報や直接的に発見に結び付く手掛かりはないが「終戦直後に廃棄した」などの証言があった。
関係者への聞き取りなど確認中のものもあり、環境省は今秋にも中間結果を発表する。
毒ガスが原因とみられる井戸水汚染で住民に被害が出た茨城県には「終戦間際に神栖町に毒ガスを扱う部隊がいた」「国の航空研究所から被害のあった地区まで軍の木箱を運んだ」など4件の情報があったが、いずれもそれ以上の調査が難しい状況という。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030829-00000112-kyodo-soci