2003年08月29日(金) 11時23分
<インフルエンザ>治療薬「タミフル」で26人が副作用(毎日新聞)
インフルエンザのA、B両型に効くため、人気の高い抗ウイルス薬「タミフル」(一般名・リン酸オセルタミビル)を服用した患者26人が、急性腎不全や白血球減少などを起こしていたことが分かり、厚生労働省は販売元の中外製薬に対し、使用上の注意を改訂するよう指示した。
厚労省によると、01年2月の販売開始後、急性腎不全7人、白血球減少12人、血小板減少7人の副作用報告があった。死亡例はなかったが、同省は異常が認められた場合はただちに投与を中止するよう、医師に呼び掛けている。
タミフルは医師の処方せんなどがなければ使用できない「要指示医薬品」。同社がスイスから輸入・販売しており、昨年度の推定使用患者数は538万人。昨シーズンは需要が急増し、一時品切れとなる騒ぎになった。01年2月から販売されている錠剤「タミフルカプセル75」と昨年7月に販売された子ども用の「タミフルドライシロップ3%」の2種類がある。【須山勉】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030829-00001021-mai-soci