2003年08月28日(木) 20時20分
水稲生育「やや不良」 低温と日照不足で、93年以来−−東海農政局 /岐阜(毎日新聞)
東海農政局岐阜統計・情報センターは27日、8月15日現在の県内の水稲の生育概況を「やや不良」と発表した。7月から8月にかけての低温と日照不足で、生育が緩慢で草丈が短い上、茎数がやや少ないという。
地域別では、出稲期を早く迎える飛騨地域は「不良」で、それ以外の地域はすべて「やや不良」。また、病害虫による被害は、低温が続いたためにいもち病の発生が多く、全ての地域で被害が「多い」とした。
県内で、同時期に「やや不良」だったのは、冷夏の影響で米不足問題が生じた93年以来。同センターは「6、8月と比較的気温が高かったのと、今後の天候予想から、93年のような状況にはならないだろう」としている。
生育状況は、上から順に、良・やや良・平年並み・やや不良・不良・著しい不良、の6段階評価。「作況指数」は、来月発表予定。【乗峯滋人】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000007-mai-l21