2003年08月28日(木) 18時45分
聴覚障害者向け、メール110番開設−−県警、来月から /青森(毎日新聞)
県警は聴覚障害者からの110番通報の機会を広げるため、9月1日から「メール110番」を開設する。携帯電話などでも利用でき、聴覚障害者でなくても声を出せない状態での通報にも役立ちそうだ。
県警は従来、聴覚障害者用にファクス110番を設置していたが、携帯電話などのメール機能が普及したことに着目。県警通信指令課の110番電話の横に音声でメール着信を知らせるパソコンを設置した。
利用方法は、▽事件名▽事件のあった場所▽発生日時▽人物や車などの特徴▽送信者の住所・氏名・年齢・性別などを書いて「アピーメール110番」(apmail‐110・chive.ocn.ne.jp)に送信する。着信後、県警から通報者にメールが返信される。送信には通常の料金がかかるという。
県警通信指令課では「例えばバスジャックされた場合の車内など、声の出せない緊急時にも利用してほしい」と話した。また「悪質ないたずらには厳正に対処する」と話している。【田村彰子】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000006-mai-l02