2003年08月28日(木) 00時00分
県内の水稲生育「やや不良」(朝日新聞・)
県内の水稲の生育概況は、今月15日現在で「やや不良」であると関東農政局甲府統計・情報センターが27日、発表した。水稲の穂が出ている水田の面積割合を示す「出穂済み面積割合」は48%にとどまり、平年比を27ポイントも下回った。生育が遅れている理由について同センターは「長い梅雨の影響で7月の日照不足と低温が原因」と分析している。
今年の県内の田植え最盛期は5月27日と平年並みだったが、梅雨入り後は低温と日照不足が続き、稲の丈などの生育が抑制された結果、出穂最盛期は平年より2週間程度遅れているという。
地域別の生育概況は県中西部、東部・富士五湖とも「やや不良」だった。7月中旬以降の降雨の影響で、葉いもち病などの病害が高冷地を中心に確認されているという。
同センターでは出穂が終わり、穂数などが確定する来月下旬に作況指数を発表する予定。今後、好天に恵まれれば稲の生育が進み、作況指数は平年並みになるが、秋の到来が早まれば外米を輸入した93年以来の不作となる可能性もあるという。
(8/28)
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news02.asp?kiji=6020
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