2003年08月28日(木) 00時00分
今年のコメ作柄/県内は「平年並み」(朝日新聞・)
東北農政局秋田統計・情報センターは27日、15日現在の水稲作柄概況調査の結果を発表した。県北で白ふが目立ったため「やや不良」となったが、県全体としては「平年並み」が見込まれるとした。
東北地方の作柄は、冷夏の影響を受けて軒並み悪かった。青森、岩手、宮城3県で「著しい不良」となったのをはじめ、山形県で「やや不良」、福島県でも「不良」だった。だが、秋田県内は、田植え後の高温、多照で初期成育が旺盛だったため、6月下旬以降の低温・日照不足の影響が他県よりも少なかったという。
地域別では、県北で1穂当たりのもみ数が「やや少ない」とされた。白ふが多く、幼穂が十分成長しなかったためだ。県南は6月に気温が他地域よりもやや高めに推移したため、1平方メートル当たりの穂数が「やや多い」となった。
同センターは、県全体として白ふが散見されたものの、1穂当たりのもみ数や全もみ数は「平年並み」と見込んだ。登熟については、「7月上旬以降の低温により、発育しない不稔への影響がやや懸念される」などとして「やや不良」と判断した。
(8/28)
http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=4951
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