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米オクラホマ州の検察当局は２７日、巨額の不正経理が発覚して会社更生手続き中の通信大手ワールドコム（現ＭＣＩ）と、エバース元最高経営責任者（ＣＥＯ）ら元幹部６人を州証券法違反で州地裁に起訴した。利益を水増ししてオクラホマ州年金基金などの投資家から資金をだまし取ったとしており、同様の訴訟は他州にも広がりそうだ。
一連の不正経理でワールドコム本体が刑事訴追されるのは初めて。州検察当局によると、同社の倒産で、同年金基金だけで６４００万ドル（約７５億円）の損失が生じた。
同社は０２年夏、３８億ドルの利益水増しが発覚したのを契機に連邦破産法１１条の適用を申請。その後の調査で不正額は１１０億ドル（１兆３０００億円）に膨らんでいる。
(08/28 13:10)