2003年08月28日(木) 09時30分
RIAA、ファイル交換ユーザーの抵抗に集中非難(ZDNet)
ファイル交換ユーザーの身元を開示させようという取り組みに一人のKazaaユーザーが抵抗していることに対し、全米レコード協会(RIAA)が集中的な非難を浴びせている。RIAAによれば、この人物が大掛かりな著作権侵害を行っているのは確実だという。
RIAAは8月26日米連邦地裁に提出した書面の中で、このKazaaユーザーが自分の身元を突き止めるための召喚状に異議を申し立てることに反対はしないが、そのような申し立ては迅速に行うべきだと主張している。このユーザー側の代理人は先に、RIAAの召喚状を権利侵害だとする申し立ての準備期間延長を申請した。
RIAAは書面で「この人物の反論は、これまでにこの法廷で退けられたか、あるいは召喚状執行の手続きに照らして完全に筋違いであることが今や明白となった」と述べている。
この論争は、RIAAがファイル交換ユーザーの身元を突き止め、いずれそうしたユーザーを提訴するプロセスの足固めとなるもの。しかし今回の書面は、RIAAが法廷でファイル交換ユーザーに対して具体的にどのような証拠を突きつけてくるのかをうかがわせる内容ともなっている。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000018-zdn-sci