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電話は使うな、無用の外出も禁止——パレスチナのイスラム過激派ハマスの幹部や活動家を狙った殺害作戦をイスラエル軍が強化していることを受け、ハマス指導部は26日、活動家に対して殺害作戦をのがれるための潜伏を指示した。
ハマス指導部のリーフレットは、パレスチナ自治区でモスクの入り口に掲示されるなどの形で配布された。「君たちは四六時中見張られている。我々は敵にチャンスを与えないために、全員が下記の対策を講じるよう求める」として、「電話で待ち合わせを決めない」「移動に車は使うな」「外出の際は細い路地を使うべし」と心得が列挙されている。
19日にエルサレムでハマスが自爆テロを起こして以降、イスラエル軍はハマス政治部門最高幹部のアブシャナブ氏を殺害するなど、1週間で3件の殺害作戦を実行している。今月24日の軍事部門幹部殺害は、夜の闇の中、車で移動中の幹部をヘリからミサイルで狙い撃ちしており、内通者の存在がうかがわれる。
テレビ出演してハマスの主張を訴えてきたランティシ氏ら幹部の姿も、最近は見られない。イスラエル軍当局者は27日、軍放送で「我々は(ハマスが拠点を置く)ガザの通りに恐怖を引き起こすことに成功しつつある」と殺害作戦が効果を上げていることを強調した。だが、ハマスは報復テロを宣言しており、作戦がテロ抑止につながる可能性は低いとみられる。
(08/28 12:08)