2003年08月28日(木) 21時53分
水稲生育概況 県平均「やや不良」−−93年以来、平年下回る /熊本(毎日新聞)
九州農政局は27日、県内の水稲の生育概況(15日現在)を発表した。全国同様、日照不足の影響で県平均は「やや不良」となった。8月時点で全体で平年並みを下回ったのは93年以来。
熊本地方気象台によると、今年は県内で田植えが始まる4月から穂が出始める8月にかけ、日照時間が平年の約7割だった。田植え後の生育期にあたる6月下旬に日照不足が顕著だった県北、県南地方では「やや不良」。また、阿蘇地方は田植え後の5月下旬に強風で葉が裂ける被害も加わり「不良」だった。
栽培面積の約8割が早期栽培の天草地方は5月下旬から6月上旬に気候に恵まれ「平年並み」だった。ただ、その後の日照不足で稲穂の成熟はやや不良の状況となっている。【山田宏太郎】(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000004-mai-l43