2003年08月27日(水) 00時00分
元弁護士を再逮捕 依頼人の金横領の疑い(朝日新聞・)
千葉地検特別刑事部は26日、売却を依頼されたマンションの代金などを着服したとして、元弁護士池下浩司容疑者(56)を業務上横領容疑で再逮捕した。同容疑者は逮捕事実を認めているという。
調べでは、池下容疑者は70代の男性から都内のマンションの売却などの依頼を受け、01年3月30日ごろ、代金として受け取った5400万円のうち、約5200万円を着服した疑い。
また同年8月、詐欺事件で逮捕された千葉県内の内装工(36)の私選弁護人になり、同年12月12日ごろ、示談金として預かった100万円を着服。同14日ごろ、東京地裁で保釈保証金200万円の還付を受けたが、報酬を差し引いた170万円を着服した疑い。
同部の調べで、池下容疑者は91年ごろ、ゴルフ場建設出資のために金融機関から4億円の融資を受けたが、計画が頓挫して借金の返済に困り、ホテルやビルなどの経営にも失敗。高利の借り入れにも手を出して負債が10億円に膨らみ、返済に困って犯行を繰り返したという。
地検は26日、仮差し押さえ手続きの供託金として依頼人から振り込まれた1千万円を着服したとして、池下容疑者を業務上横領罪で起訴した。
(8/27)
http://mytown.asahi.com/chiba/news02.asp?kiji=3359
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