2003年08月27日(水) 00時00分
青森自動車道の仕上げ着々(東奥日報)
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青森市の東西をうねるように横断する“黒い川”−。日本道路公団が建設を進めている東北縦貫自動車道八戸線の青森インターチェンジ(IC)−青森東IC間(青森自動車道)は、九月二十八日の開通まで一カ月となった。高台から見ると、路盤の基層舗装が終わり、まるで黒い川が流れているよう。現在、青森IC側から東に向かって、仕上げの表層舗装が急ピッチで進んでいる。
青森自動車道は、青森市岩渡から諏訪沢までを結ぶ一五・六キロの区間で、一九九八年四月に着工した。工事は約95%を終了。土盛りだったのり面も今では吹き付けられた種子が成長、緑を濃くしている。作業はガードレールや標識の取りつけなど最終段階だ。
二十七日に非常電話の配線工事をしていた高橋由幸さん(24)は「予定通りに終われるように頑張りたい。景色がいいので開通したら一度は通ってもらいたい」と額の汗をぬぐっていた。同公団青森工事事務所の畠山秋雄工務課長は「大きな事故もなく、工事は順調。今後も安全第一に工事を進めたい」と話していた。
※写真は舗装工事が着々と進み完成間近の青森自動車道。県営スケート場(写真上部)のそばには大きなループを描く青森中央ICが見える
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2003/0827/nto0827_18.html