2003年08月27日(水) 00時00分
「アイディック」を年内に提訴へ 秋田で被害者説明会(河北新報)
省エネ機器販売会社「アイディック」(東京)が節電器の効果を偽って販売していたとされる問題で、秋田弁護士会の有志でつくる被害対策秋田弁護団(団長・津谷裕貴弁護士)は27日、秋田市山王7丁目の市文化会館で被害者説明会を開いた。県内から被害者23人が出席した。
弁護団によると、県内の被害者は27日現在、中小企業や個人の58件。1件当たり20万—200万円の被害が中心となっている。各地の消費者センターの性能テストで、商品の節電効果はほとんどないことから、詐欺性の立証は十分とみている。
アイディックはことし1月、任意の会社債務整理を行い事実上倒産しているため、弁護団は、アイディックと信販会社相手に損害賠償、または債務不存在確認の訴訟に踏み切るという。今後は被害者からの要請を受けた後、信販会社の絞り込み、支払い停止の通知書発送を経て、年内に提訴に持ち込む方針。
弁護団は8月21日に結成した。約10人の有志で被害者からの相談を受ける。問い合わせは広嶋法律事務所、赤坂薫弁護士018(863)7215へ。
http://www.kahoku.co.jp/news/2003/08/20030828t43012.htm