2003年08月27日(水) 09時36分
Amazon、自社の名をかたるスパム業者を提訴(ZDNet)
米Amazon.comは8月26日、ネットマーケティング業者がAmazonの名をかたって詐欺的な電子メールを送り付けているとして、米国とカナダの裁判所に11件の訴訟を起こした。
この訴訟の狙いは、Amazonの名をかたった電子メールの送信をやめさせることにあり、同社は数百万ドル規模の損害賠償を請求している。
同社はまた、ニューヨーク州検察局と協力して、スパム業者と目される相手の割り出しに当たっている。同州の司法当局者は26日、Amazonの訴訟で被告となっているCyebye.comとの間では、民事詐欺に関して和解が成立したことを明らかにした。CyebyeはAmazonとの間でも、基本的に同様の和解を取り付けている。
今回の訴訟は、Amazonが自社の名をかたった電子メール詐欺を防止する戦略の一環。電子メールの送信元を偽るやり方は「スプーフィング」と呼ばれ、第三者を装うことで受信者に電子メールを開かせやすくするとともに、送信元が特定できないようにする狙いがある。(ZDNet)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030827-00000018-zdn-sci