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2003年08月26日(火) 21時03分

住基ネット本格稼働 島内でも一斉に カード交付には19件申請 /淡路毎日新聞

 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が本格稼働した25日、県市町振興課によると、県内で住基ネットを利用した他自治体の窓口での住民票取得は154件、住基カードの交付を受けた人は232人(申請者538人)になった。大きなトラブルはなかったが、住基ネットを運用する「地方自治情報センター」にアクセスが集中したため、一部地域で一時アクセスしにくい状態になった。
 井戸敏三知事は同日朝、中央区役所で住基カードの交付を受けた。「情報化社会の中核になるインフラだ。基本的運用で安全が阻害されることはない。100%安全なシステムなどあり得ず、100%を期して努力していくしかない」と述べた上、接続していない自治体については「ある意味でサービスをサボっている」と批判した。
 一方、住基ネットに反対している「新しい神戸をつくる市民の会」(中田作成世話人)など三つの市民団体は同日、井戸知事に抗議声明を送付。「説明責任が果たされないまま、本格稼働を迎えたのは重大な問題」とした上で、問題点として、個人情報の国家による一元管理の危険性、住民の自己情報コントロール権の不備などを挙げた。 【大川泰弘】
◆島内も一斉にスタート カード交付には19件申請
 島内の市町でも一斉に始まった。淡路県民局によると、この日、1市10町でのカードの交付申請件数は19件、住民票の広域交付は16件で、とくにトラブルはなかった。
 洲本市役所では、男性2人がカード交付の申請手続きに訪れた。1人は写真入り、もう1人は写真が入らないカードを申請した。また、「カードの交付には、どのような申請手続きをすればよいか」などの問い合わせが数件あった。
 市によると、人口3万人以上の洲本市はネットワークシステムの端末機のカード発行装置を使って独自にカードを発行するが、職員が機械操作に習熟していないために、発行まで1週間〜10日必要という。
 他の10町は、カード交付の申請を受け付けると、担当の職員が端末機を使って個人情報を打ち込み、財団法人・地方自治情報センターに情報を送信し、カードを作製する。このため、カード発行まで約2週間かかるという。
 同市の浜田知昭・市民生活部長は「五色町との合併を見据え、将来は住民票の交付だけでなく、土、日曜日にも印鑑証明や納税証明なども一緒に交付できる自動交付機の設置を検討している」と話している。
 【登口修】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000002-mai-l28