2003年08月26日(火) 00時00分
住基ネット2次稼働 大きな混乱はなし(朝日新聞・)
住んでいない市町村で住民票を受け取ることや、転入転出届を簡素化できるという住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)の2次稼働が25日、県内でも始まった。各市町村で大きな混乱はなかったが、2次稼働の売りである住基カードの申請交付は少なく、県民の関心は薄いようだ。
県内4市のカード発行の申請は計24人で、徳島市15人、鳴門市2人、阿南市2人、小松島市5人。
徳島市住民課では、15人が住基カードの申請に訪れたが、6人は運転免許証などの身分証明書がなかったため、この日はカードを受け取れなかった。
住民票を取りに来ていた同市内の労働組合職員の男性(36)は「国が個人情報を一括管理する制度そのものに反対。カードをつくるつもりは一切ない」。また、同市佐古三番町の自営業男性(51)は「免許証もあるし、カードは必要ない。役所にメリットがあるだけでしょう」と冷ややかだった。
一方、小松島市の担当者は「初日なので、もう少し問い合わせがあると思っていたのですが……」と話していた。
阿南市では、市民生活課の窓口に、市民10人がカード発行の申請のため訪れた。発行手数料として500円必要で、カードなしでも住居地以外の市町村で住民票を受け取ることができるなどと職員が説明すると、8人が申請を取りやめた。同課の職員は「身分証明書としては、免許証があれば十分なので、カードを持つことの魅力を感じてもらえなかったようですね」と話している。
(8/26)
http://mytown.asahi.com/tokushima/news02.asp?kiji=3475
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