2003年08月26日(火) 00時00分
3600万円支払いで呼吸困難死和解(朝日新聞・)
知多市の市民病院(前田光信院長)で同市の主婦(当時59)が呼吸困難で死亡したのは、医師の不注意が原因として、遺族3人が約5900万円の損害賠償を求めた訴訟で、同市は25日、3600万円を支払うことで和解したと発表した。
同病院によると、主婦は98年7月、自宅近くの開業医で処方された薬などを飲んで呼吸困難になり、同病院に搬送された。担当医が入院を指示、手続きの間に主婦の容体が急変、意識が戻らないまま12日後に死亡した。
裁判では、「呼吸困難は薬物アレルギーによるのどのむくみが原因で、容体急変は予測外のまれな事例」とする病院側と、「のど前部の急性炎症が原因で、すぐに気道切開などの措置が必要だった」との鑑定が対立したが、裁判所の勧告で和解を受け入れたという。
前田院長は「病院側に過失はないが、院内での容体急変に対処出来なかったということで和解に応じた」と話した。
(8/26近郊知多版、名古屋版)
(8/26)
http://mytown.asahi.com/aichi/news02.asp?kiji=7831
|