2003年08月26日(火) 00時00分
金融業者を告訴 年利1600%(朝日新聞・)
東京都内の金融業者から融資を受けていた横浜市中区の男性(70)が、法定金利を大幅に上回る高金利のために自殺に追い込まれたとして、妻(71)が25日、この業者を出資法違反(高金利)の疑いで県警に告訴した。告訴状には、追いつめられた男性の遺書なども添えられている。
告訴状によると、男性は5月31日、業者から年約1600%にも及ぶ金利で5万円を借りた。9日後に利息2万2千円を払ったが、業者は今月11日に自宅に来て「借りたものは支払え」などと1時間余り取り立てを続けた。男性は「5万円を分割して支払う」などの内容の弁済契約書に記入し、13日朝に自殺したという。
会見した支援者らによると、男性は昨年末から、生活費や妻の入院費用のために違法な高金利の業者から借金を始めた。利息返済のための借り入れを繰り返し、6月時点で借金は告訴した社を含む8社から計約80万円。すでに100万円以上を余分に返済した過払い状態だったという。
男性の遺書には「大声を出されて近所に知られることを思うと、弁済契約書に言われたとおり書くしかなかった」などと取り立てに追いつめられる実態が記されている。
(8/26)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news02.asp?kiji=4458
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