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介護用電動ベッド大手のパラマウントベッド(本社・東京)は、ベッドの背もたれなどを動かす手元スイッチを回収、交換すると発表した。ボタンを押していないのに作動する可能性があるため。顧客の情報をもとに00年8月に原因をほぼ特定したが、個別対応にとどめていた。この5月になって利用者に骨折事故が2件起きたという。
対象は、99年2月から同年10月までに製造、販売した「キューマアウラ」「アウラ」「モネータ」の3機種のベッドに付いている手元スイッチで、在宅介護用、病院用あわせて6万5千個が販売されている。指先の分泌物などがスイッチのゴム部分に染み込んで誤作動を引き起こす可能性があるという。
99年11月以降に苦情が寄せられて原因を特定。その後も苦情が続いたが同社は「ベッドの動きはゆっくりで、事故が起きるほどの危険性はない」と判断していた。しかし、問題のベッドを使っていた53歳と84歳の女性が5月、それぞれ腰と足を骨折する事故が起き、回収を決めた。
(08/26 20:20)