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2003年08月26日(火) 21時23分

住基ネット本格稼働 申請者はまばら 5市町でカード交付 トラブルなし /鳥取毎日新聞

 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)が本格稼働した25日、県内でも鳥取市など4市と日南町で住基カードの即日交付が始まったが、申請者はまばらだった。県市町村振興課によると、この日県内でカード作成の申請があったのは計42件。うち31件は即日交付された。トラブルなどはなかったという。
 住基ネットは、これまで各自治体が住民基本台帳で保管してきた氏名や住所などの個人情報をコンピューターで全国一元管理する。本格稼働により免許証などの身分証明書を提示すれば、居住地以外でも住民票の写しを取得でき、転出入手続きも一部省略できるようになった。行政サービスの簡略化と充実が主な目的だが、一方では不正アクセスによる危険性も指摘されている。
 鳥取市ではこの日午前10時ごろ、担当窓口の市民課に自営業の桶谷博明さん(72)=二階町2=が住基カードの申請一番乗り。公的な身分証明書として利用できる写真付きのカードを取得した桶谷さんは「個人情報の流出といっても名前や年齢が分かるだけでさほど不安には思わない。免許証を返還する日が来たら、身分証明書がわりにするつもり」と話していた。
 県によると、5市町以外は関連機器が導入されていないためカードの作成を国の外郭団体「地方自治情報センター」に委託。交付には2週間前後かかるという。県内のカード交付手数料は一律500円で、申請の件数が少なかったことについては「安全性を含めて様子見の人が多かったのでは」としている。 【平川哲也】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030826-00000001-mai-l31