2003年08月25日(月) 00時00分
住基ネット本格稼働 一部トラブルも発生(朝日新聞・)
住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)の本格稼働(2次稼働)が25日、県内でもスタートした。
居住地外の市町村でも住民票の交付が可能になったが、一部の自治体では一時的にネットワークへの接続ができなくなるトラブルもあった。
一方、本格稼働に伴って発行される住基カードの発行予定枚数は、県人口の約3%にとどまった。
広島市東区では午前9時過ぎ、海田町の男性が住民票を取ろうとしたが、同区役所のコンピューター端末が一時的に止まり、処理が終わるまでに約1時間かかるトラブルがあった。
全国サーバーへの接続が全国的に集中したことが原因とみられ、県市町村行政室は全市町村に対し、ネットワークに接続する際に申請者の氏名や生年月日だけではなく住所を入力し、県のサーバーに接続してもらうよう通知した。
氏名や生年月日などを記録し、運転免許証のように身分証明にも使える住基カードの交付も始まった。
県内での発行手数料は500円。県によると、県内の79市町村が予想したカードの発行枚数は9万4343枚。
3月末時点の県人口287万542人の3・29%にとどまっている。県では、9月上旬までに県内でのカードの普及状況をまとめるという。
広島市ではこの日109人が申請に訪れた。同市中区役所で申請したパート女性(54)は「運転免許証を持っていないので証明書として利用したい」と話していた。
三次市では、吉岡広小路市長が午前9時のスタート時に同カードの交付を受けた。
(8/25)
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news02.asp?kiji=3275
|