2003年08月25日(月) 00時00分
「出会い系」の危険児童に訴え/県警(朝日新聞・)
法規制受けチラシ作成 未成年者が事件に巻き込まれるケースが多いインターネット上の「出会い系」サイトが、9月13日から法規制されるのを受けて、県警少年課でも注意を促すチラシを作成し、各所轄署などを通じて子供たちに安易な利用の危険性を訴えていく。
チラシは、保護者向けと児童向けの2種類。児童向けでは、出会い系を通じて「モデル募集の広告に応募した少女がポルノビデオを撮影された」「ヌード写真を送信したところ『交際しないと写真をばらす』とメールで脅迫された」などの具体例をあげ、「絶対にアクセスしてはいけません」と注意している。
新たに施行される法律では、18歳未満の少年少女を児童買春に誘い込むような文章の書き込みを禁止するとともに、児童側も援助交際を持ちかけた場合は、処罰の対象としている。
また、出会い系業者に対して、児童が利用してはいけないことの表示や、利用者が児童でないことを確認することなどを義務づけ、児童の保護者に対しても利用を防止するよう指導していく責務がある、と定めている。
県警によると、「出会い系」に絡んだ県青少年育成条例違反や児童買春法違反などで検挙された成人の人数は、01年には9人(被害児童10人)で、02年が8人(被害児童8人)。
03年は、6月に北秋田郡内の無職少年(17)が出会い系サイトで知り合った男性会社員に女性を装ってメールを送り、現金7万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されている。
同課では「好奇心から友人同士などで安易に出会い系の利用に走るケースが目立つ。危険性を知らせるとともに、厳しく取り締まっていきたい」と話している。
(8/25)
http://mytown.asahi.com/akita/news02.asp?kiji=4940
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