2003年08月25日(月) 00時00分
求職者と求人者がネットでお見合い(朝日新聞・)
県は求人者と求職者がインターネットで相互に情報交換できる「ワークわくあおもりjobネット」(仮称)を、来春をめどに開設する。9月定例県議会に関連予算を提案する方針だ。三村申吾知事が就任後、初めて取り組む雇用対策だが、ITを利用した「お見合いの場」の提供という全国でも珍しい試みとなる。
青森労働局職業安定課によると、県内の6月の有効求人倍率は0・29倍。昨年7月から12カ月連続で全国最下位だ。
背景には雇用条件や職種を巡って生じている求人側と求職側のミスマッチ(食い違い)が指摘されており、雇用対策を県政の最重要課題の一つに掲げる三村知事は「ITを活用したミスマッチ解消策を考えて欲しい」との指示していた。
県労政・能力開発課によると、「jobネット」は、求人・求職側がそれぞれの情報を自由に登録。この情報を蓄積してデータベース化し、両方が情報を検索・閲覧できるようにする。
手始めとして、今月中にも厚生労働省の「しごと情報ネット」に県のHPから入ることができるようにし、その後、県の雇用対策や、県内に約20人いる求人開拓専門員が集めた県独自の求人情報などが見られるようにする。最終的にネット上での情報交換ができる態勢を整える。
同課によると、「jobネット」に似たシステムは全国的には秋田、埼玉、鳥取の3県が導入しているだけだといい、同課は「場所や時間にとらわれない『出会いの場』を提供したい」と話している。
(8/25)
http://mytown.asahi.com/aomori/news02.asp?kiji=5081
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