2003年08月25日(月) 23時07分
説明せずに個人情報DB化 岡山・倉敷市(共同通信)
岡山県倉敷市が10月から運用するケアネットワークシステムのため、高齢者を訪問調査し、本人や家族に十分説明しないまま、個人情報をデータベース(DB)化していたことが25日、分かった。DB化した個人情報は家族構成や経済状態、痴ほうの有無など45項目に上っていた。
同市高齢福祉課によると、ネットワークシステムは介護保険の対象になっていない65歳以上のお年寄り約6万4000人をケアするのが目的。昨年4月から今年7月末までに約1万3000人を訪問調査した。
結果は点数化して4−5ランクに分け「毎月」「半年に1回」などと在宅介護支援センター職員の訪問回数を決める。
しかし、面接の際に高齢者に渡すチラシには、調査結果をDB化することや自己情報の訂正を求める権利について書いておらず、調査員は相手から聞かれた場合に口頭で説明するだけだった。(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00000228-kyodo-soci