2003年08月25日(月) 19時41分
携帯電話で安否確認…「iモード」に災害用伝言板(読売新聞)
携帯電話の画面で、安否確認できます——。NTTドコモ(東京都千代田区)は25日、地震などが起きた際、同社の携帯電話で安否情報の登録・確認ができる「iモード災害用伝言板」サービスを来年1月から始める、と発表した。
震度6弱以上の地震や大規模な風水害の発生時、「iモード」のメニュー画面の最初に「災害伝言板」コーナーが設けられ、利用者は画面の指示に従ってけがの程度を選び、100文字以内の伝言を残す方式。
登録は被災地内の利用者に限られるが、伝言板は全国どこからでも見ることができる。登録者の電話番号を画面に打ち込むことで、同社以外の携帯電話や家庭などのパソコンからでもアクセスできるという。
災害時、被災地では安否の報告・確認のため短時間に通常の数十倍の発信が集中し、通信システム保護のため、通話規制などが行われる。5月26日の東北地方の地震では一時、東北各県の通話・メールの87・5%が規制された。
NTTドコモは「iモードなら短時間に大量の件数を処理でき、システムへの負荷も少ない。緊急通信を確保するため、災害時には積極的に活用を」と話している。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030825-00000311-yom-soci